投稿者「takashi」のアーカイブ

二人で夜の散歩。
「あ、ホタル」
娘が叫ぶ方向を見てみると、
畦道に2、3粒の光。
二人の声に光で応えてくれる。
小さくて大きな感動。
しばらく歩くと今度は道路の真ん中に1粒の光。
「轢かれませんようにー!」
二人の祈りが通じ2、3台の車をやり過ごしたあと、急いで駆けつけて蛍を手のひらに保護。
蛍は光で応えてくれる。
「元気に生きるんだよー」と脇の草むらへ放した。
二人の人生と蛍の人生の一瞬の交錯。粒ほどの巡り合い。
例え粒ほどの僅かな交わりであっても、その記憶は二人の心の中で永遠に瞬き続ける。

ちっぽけ

人に対して突っかかる
口頭でもメールでも
言っても我慢しても嫌な気分
全て自分を守ろうとするからの反応
自分の存在なんて大したことないのに
自分を忘れられたら口撃も我慢も必要ないのに

腰痛

朝起きたら腰が痛い。
起き上がる前に分かるのである。
今日は痛い日だなって。
年々、その頻度が多くなってきている。
前に、「人類の祖先は他の星からやってきたからこの星の重力に適応していない、腰痛もその証拠の一つである」ってYou Tubeで見たけど。
俺もその証人の一人か。

自分と他人

自分と同じように他人がいるのか
自分は他人になったことがないし、わからない
ただそのようには見える
そのように見えるから比べてしまう
羨んだり、怒ってみたり
ホントは自分だけ…というよりも世界は一つだけ
自分も他人もない
だからその一つの世界を大切にしよう
それが幸せに繋がるから

記憶

最近特に記憶力が悪くなってきた。
さっき見た資料どこに行ったかなあとか、あれ?この画面開いたけど何するんだったっけ?とか。
まあ脳の老化といえばそれまでだが。引き出しの建付けが悪くなっている。
それはそうと記憶って、全て”阿頼耶識”に蓄積される。”走馬灯のように”とよくいうが、自分が死んだときに、時空を超えた世界で、この世で経験蓄積したその全てを思い出す。だから、清くて綺麗な経験を沢山積むべきだろうな。

マスク

感染対策のため在宅リモートで研修受講した。
しかし滑稽なことに、参加者の面々がマスク姿。
マスクはもはや別の意味でスタンダードになったようだ。

猫ひいちゃった

猫を轢いてしまった。
夜の高速道路で。
タヌキだったかも知れない。
明らかにガタン、ガツンと振動が伝わったので。
猫はわからんわなー。恐かっただろうなー。
死んだのかどうかはわからないが、自分にもこんな悲しいことが降りかかるんだなと、なんとも言えない感覚に包まれた。
心から合掌。

帰り道

車を走らせている
顔を照らす眩しい夕陽
全てを包み込み放出するクリーム色の夕焼けが
どんな可能性もあることを語りかけてくる

助手席にはテイクアウトの餃子
食欲を唆るその香りが
日常の自我へ引き戻す

ああ、お腹減った
ビール買って帰ろう

意味

意味なんて知らない
意味なんてあるわけないって達観した人もいるが
意味はあると思う
どこか遠いところに
最後にわかる そうだったんだって
だから今は目の前に
現れたものに誠実に
現れてくれたことに感謝して
何であろうと
果てしなく大きな流れからの
深い自己の投影

神様が見守っている

やっぱり神様が見守ってくれている気がする
だから安心するし なんとか生きていられる
小さなときからそう思っていた
刹那滅に湧き起こる現象 それは神様の表象
その瞬間を誠実に生きること それが神様への感謝
今を大切に生きる

綺麗な感覚

休みの日。近所を散歩。
菜の花が綺麗だ。
しばらく佇んでみると、何気ない普段の光景が自分の知覚に押し寄せて浸透してくる。
花の色の鮮やかさ、小鳥の囀り、空を飛ぶ力強い鳥の群れ…
全てがクリアだ。普段の喧騒からは思いもよらないが。
思いがけない心の表象。
人間に感覚が与えられていること、その感覚から感じられるものを大切にしたい。

新年度

新しい年度が始まった。
人も仕事も新しいことばかり。
不安はあるが、あまり先のことを考えず、唯、今だけを確実に誠実に生きていれば、ふと気が付いたころ、不安も払拭されているだろう。
それよりも、外の景色に気持ちを向けると、桜や菜の花、春の花が咲いている。
心に季節を感じるのもいいものだ。

桜の季節

毎年この季節になると、別れと出会いがやってくる
自分はさみしがり屋だから、やっぱり別れのあるこの季節は嫌だなあ
寂しい気持ちを覚えるということは、それだけ出会った皆さんがいい人ばかりだったということの裏付けなのだ
この寂しい季節、何かしら意味を見出すとしたら、やっぱり、新しい出会いをして、いろんな人に会って、そしていろんな経験を積む機会ということかな
成長の種子が発芽する
人生はどこまで行っても修行だから

日曜の静寂

空気は灰色
什器は無機質
平日の喧騒が幻のようだ
また明日から動き出す
魂が吹き込まれて
今はただ深い眠りの内
窓の外ではしんしんと雪が落ちている

怒っているのではない
寂しいのだ

笑っているのではない
安心しているのだ

期待しているのではない
感謝しているのだ

眩しいのではない
長く遠くまで続くその道が
幸せであることを夢見ているのだ

黄昏

蝶々

車の中
あのときのドライブ
ゆらゆら揺れて

今は部屋の中
あの音楽
ひらひら跳んで

思い出される鮮明に
時を重ねて鮮烈に

20年の時を越えて