人間が事物を認識し行動に至るパターンは、概ね以下のようなことだろうと思う。
①知覚→②認識→③感情→④思考→⑤意思→⑥行動
日々の生活において、その瞬間毎に知覚する感覚(五感)を認識(意識)し、何らかの感情が発生する(人間は見るもの聞くもの等、知覚した全てにおいて少なからず感情が発生する)。
その感情を元に思考し意思が生み出される(思考の量は感情の量に比例する)。
そして、その意思が人間を行動させる。
感情が発生する元になるものは認識能力であり、意思し行動する元となるものは思考である。
つまり、この認識能力と思考能力を磨き豊かにすることが、即ち、人生を豊かにさせると考えられる。思想や哲学を学ぶ意味はそこにある。
認識能力の欠如は、その都度、見た(知覚した)ものをそのまま感情に置き換える。
思考能力の欠如は、感情のまま行動に走りやすい。
これは、その都度、自分を取り巻く環境に振り回されているだけの状態であり、決して良質な生き方とは言えない。
このため、事物を認識するとはどういうことか、自分はどう生きるべきか、このことを刻々考え整理(方向づけ)しておくことが、豊かな人生を送るうえで不可欠である。
発生する事物を冷静に理解するように努め、素直で快活な思考で行動を決定すること。
このようなスタンスがこの世の中を生きる上での良き道標となるはずである。
自分は、唯識思想における阿頼耶識、スピノザによるエチカ(倫理学)、量子力学によるゼロポイントフィールド等々、これらの類の思想や哲学を参考にしている。ただ、何が正しいということはなく(超越的な存在に従って人生をよりよく生きるという意味では、殆どの思想が共通していると思うし、表現の違いなのだろうと思う)、人それぞれが人間に自然に備わる”善”の心に従って、一人一思想を持って行動することが、この混迷極まる世の中を良い方向へ導くものと信じる。
