他者との普遍的な共通世界が存在するかどうかはわからない。
あれこれ考えず思考を停止し、ただ阿頼耶識に身を委ねればいいと思った。その瞬間、雲間から陽光(ひかり)が差してきた。

ウォーキングイベントに参加した。
5㎞なんてすぐ終わると思っていたら、これが意外に長くて一杯一杯だった。
日頃の運動不足のせいなのか、日差しが強かったせいなのか。
途中、キャラメルの差し入れがあり、急いで口に頬張ると、これがもの凄く美味い。
今まで食べたキャラメルの中で一番美味しかった。
あまりに鮮烈な感覚。
それでふと思ったのだが、キャラメルはいつでも同じ味のはずなのだが、この違いは何か。
自分の体調や自分の心によって、ここまで違うのである。
ならば、普段の生活や仕事も、自分の心がけ次第でいかようにも変わるはずである。
ひいてはその自分の人生でさえも。
全ては心が決めるのだ。
世界は互いの関係性で成り立つ縁起の世界だが、しかしその世界のあり様を決める主体はこちらの心なのである。
そんなことを思わせてくれる一コマだった。
